日本気象学会台風研究連絡会のホームページ

このページは、2014年6月に設立された日本気象学会台風研究連絡会に関する情報交換のために運営しています。
本研究連絡会は、台風セミナーなどの研究会を主催・共催・後援しています。

台風研究連絡会設立の趣旨

台風は気象学上もっとも激しい擾乱のひとつであり、台風研究に対する社会的な要請も大きい。しかしながら、台風にはMadden-Julian振動やモンスーン循環といった惑星規模現象から数kmの雲対流活動やスケールの小さい渦混合過程に至るまでマルチスケールの現象が複雑に絡み合っているうえ、渦力学に関する基礎研究・観測手法・現業予報などの幅広い分野に研究課題が存在している。そのため、個別の研究者・学生が独力で全体像をつかむことは容易ではない。

本研究連絡会では、さまざまな分野の専門家が連携し、深い理解に基づいた多面的な台風像を作り上げることが重要であるという認識のもと、第一線で活躍する研究者による講演会などの機会を設ける。そして、「これまでに何が理解され、いま何が理解されていないのか、もしくは理解することが求められているのか?それらの理解のためにはどうすればよいのか?」を、参加者が納得いくまで徹底的に議論する。また、本連絡会の活動が、日本における台風研究のレベルアップにとどまらず、新たなテーマの発掘へと波及するよう、密な研究連携を積極的に推進する。

  • 代表:伊藤耕介(琉球大) itokosk+at+sci.u-ryukyu.ac.jp
  • 事務局:中野満寿男(海洋研究開発機構) masuo+at+jamstec.go.jp
  • 世話人:伊藤耕介(琉球大)、沢田雅洋(気象研)、中野満寿男(海洋研究開発機構)、筆保弘徳(横国大)、宮本佳明(理研)、柳瀬亘(東大)、山田広幸(琉球大)、吉田龍二(理研)(50音順)

台風について学ぶ

「天気」の記事で学べる台風のトピックス

台風セミナー

台風セミナーは、台風研究において「これまでに何が理解され、いま何が理解されていないのか、もしくは理解することが求められているのか?それらの理解のためにはどうすればよいのか?」を徹底的に議論する試みです。参加者同士の深い議論を通じ、日本における台風研究者をレベルアップし、新たな研究テーマを発掘することを目指しています。本ページでは公開可能な全ての講演資料を紹介しています。また、以下の所属は講演当時のものです。

2016年度

2016年度は,2016/8/4-5に名古屋大学において,University of HawaiiのProf. Michael Bellを講演者として招待し,台風の航空機観測について幅広い視点から講演頂きました.

共催:名古屋大学宇宙地球環境研究所 ・日本気象学会台風研究連絡会

icon2Michael Bell氏(University of Hawaii)
Aircraft Observations of Tropical Cyclones: Past, Present, and Future [講演資料]

2015年度

2015年度は,2016/1/6-7に気象庁本庁において,NCEP/EMCのハリケーンチームリーダーとしてHWRFによる現業台風予報を全海域への拡大に貢献し,全球モデリンググループリーダーとなられたVijay Tallapragada氏を講演者として招待し,台風強度予報とNCEP次世代全球モデルの開発について、研究・現業技術の両面から講演頂きました.

主催:名古屋大学 地球水循環研究センター 地球水循環観測推進室
共催:気象庁,日本気象学会台風研究連絡会

icon2Vijay Tallapragada氏(NCEP/EMC)
Improved global tropical cyclone forecasts from NOAA: Lessons learned and path forward [講演資料]
Global modeling plans at NCEP [講演資料]
(動画は参加者にのみ公開)

2014年度

台風の接近に伴い10月初旬の沖縄・瀬底島での開催は中止となりましたが、
杉正人さんのご厚意により12/15-16の二日間に新橋のJAMSTEC東京事務所で開催されました。
主催:台風セミナー実行委員会(中野満寿男・宮本佳明・沢田雅洋・伊藤耕介・吉田龍二)
共催:名古屋大学 地球水循環研究センター 地球水循環観測推進室

icon2杉正人(気象研究所)
台風と地球温暖化 [講演資料1][講演資料2]

2013年度

主催:台風セミナー実行委員会(宮本佳明・沢田雅洋・中野満寿男・伊藤耕介)
共催:名古屋大学 地球水循環研究センター 大気圏水循環研究推進チーム (VL 推進室)

icon2伊藤久徳(九州大学)
渦と渦の相互作用-台風研究への/からの刺激- [講演資料]
(動画は参加者にのみ公開)

icon2Jeff Kepert(Centre for Australian Weather and Climate Research)
The Tropical Cyclone Boundary Layer
[講演資料1] [講演資料2] [講演資料3] [講演資料4] [講演資料5] [講演資料6]

2012年度

主催:台風セミナー実行委員会(沢田雅洋・中野満寿男・宮本佳明・伊藤耕介)
共催:名古屋大学 地球水循環研究センター 大気圏水循環研究推進チーム (VL 推進室)

icon2新野宏(東京大学)
竜巻の構造・力学と発生機構 -その理解の現状と課題- [講演資料]
(講演資料は要パスワード; 動画は参加者にのみ公開)

icon2Chun-chieh Wu(国立台湾大学)
Targeted Observation for Tropical Cyclones [講演資料]
Dynamics of the Concentric Eyewall Formation [講演資料]
(動画は参加者にのみ公開)

icon2山田広幸(琉球大学)
熱帯における台風の発生と進路に関する観測と数値実験 [講演資料1] [講演資料2]
(動画は参加者にのみ公開)

2011年度

第1回目の開催となる2011年度は東京大学大気海洋研究所共同利用研究集会として、台風セミナー実行委員会(柳瀬亘・沢田雅洋・中野満寿男・宮本佳明・伊藤耕介)のメンバーが企画・運営を行いました。

icon2山岬正紀(海洋研究開発機構)
メカニズムと数値モデル [講演資料1] [講演資料2] [講演資料3]

icon2上野充(気象研究所)
環境風の鉛直シアーと台風の非対称構造や移動との関係について
[講演資料1:環境風の鉛直シアーと台風の非対称構造や移動との関係に関して]
[講演資料2:降水非対称] [講演資料3:渦軸傾斜] [講演資料4:地上風非対称]

icon2筆保弘徳(横浜国立大)
台風はなぜ軸対称構造なのか?~総観スケールとメソスケールをつなぐ台風バランス力学~
[講演資料]

さらに詳しい情報は・・・

各年度の台風セミナーのホームページでご確認ください。

2015年度
2014年度
2013年度
2012年度
2011年度